現役の中小企業診断士が運営する補助金情報サイト通る補助金ラボ
無料で提案書
【無料】御社が使える補助金、48時間以内に提案書でお届けします → 受け取る
← 実務コラム一覧
落ちる理由

交付決定前の「フライング着工」はなぜ一発アウトなのか

「もう発注しちゃったんだけど、補助金使える?」——残念ながら、原則使えません。交付決定前の発注・契約・支払いがNGな理由と、納期が待てない場合の現実的な対処を解説します。

「採択」と「交付決定」は違う

補助金には2つの関門があります。採択(計画が選ばれること)と交付決定(経費の内容が確定し、正式にゴーサインが出ること)です。

多くの補助金では、交付決定の前に発注・契約・支払いをした経費は補助対象外になります。採択の連絡が来た時点で発注してしまい、あとから対象外と判明するケースは、実務で本当によく見ます。

なぜここまで厳格なのか

補助金は「この事業は補助金があるから実施できる」という誘導効果を前提にした制度です。補助金の決定前に自費で始められた事業は、「補助金がなくてもやった事業」とみなされる——これが制度側の理屈です。気持ちはどうあれ、この理屈は覆りません。

領収書の日付、契約書の日付、メールの発注履歴まで確認されます。「実質的には交付決定後です」という説明は通用しないと考えてください。

納期が長い設備はどうするか

とはいえ、納期が半年を超えるような設備では「交付決定を待っていたら事業スケジュールが崩れる」という切実な事情があります。現実的な選択肢は次のとおりです。

  1. 見積・仕様確定までは進めておく(契約・発注はしない)
  2. 事前着手承認制度の有無を確認する(公募回によっては認められることがあります)
  3. 交付決定の標準的な所要期間から逆算して、申請時期そのものを前倒しする
  4. どうしても待てない投資は、補助金に載せないと割り切る(無理に載せると全体が崩れます)

支援者としての立場

私は顧客に対して、フライング着工は明確に「NGです」と伝えます。グレーな運用を勧める支援者がいたら、その支援者ごと疑ってください。補助金は数年にわたって実績報告や検査が続く制度です。入口のごまかしは、出口で必ず高くつきます。

※ 本記事は一般的な情報提供です。事前着手の扱いは制度・公募回により異なります。必ず最新の公募要領(原本)をご確認ください。

無料|48時間以内|送るのは提案書1通だけ

御社が使える補助金、提案書にまとめます

作るのは中小企業診断士・池田哲郎本人。お送りするのは提案書1通だけで、その後の営業連絡はしません

補助金提案書を受け取る →

この記事を書いた人

池田哲郎(中小企業診断士・池田計画合同会社)。山梨県を拠点に、補助金申請支援・事業計画づくりを本業とする現役の実務家。プロフィール →

読んでも自社への当てはめに迷ったら

無料相談へ